第18回肝癌治療ナビゲーション研究会

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当番世話人挨拶

ご挨拶

 この度、第18回日本肝癌治療ナビゲーション研究会の当番世話人を拝命いたしました昭和大学消化器・一般外科の青木武士でございます。歴史ある本会開催を拝命いたし、大変名誉なことと代表世話人の國土典宏先生はじめ関係各位の皆様に深く感謝申し上げます。

 本研究会は、2003年9月に幕内 雅敏先生、故三浦 行矣先生らにより、日本肝癌治療シミュレーション研究会として立ち上げられ、肝臓領域での肝切除・移植術・内視鏡外科手術・ラジオ波治療・IVR等のシミュレーション・ナビゲーションにおける新たなアイデアを共有することにより大きく発展してきました。さらに2019年に、肝癌治療において、近年医工学の目覚ましい進化により発展してきたナビゲーション技術や近未来に向けた新規機器開発について討議できる研究会を目指し、日本肝癌治療ナビゲーション研究会となりました。18回となる本会では、本研究会のテーマを『不易流行』とさせていただきました。未来を見据えた肝癌治療ナビゲーションには、これまでの肝癌治療の本質的なものを忘れずに、深化・発展させていくための新たな新規技術の開発・導入が不可欠であります。近年、進行肝癌に対する薬物療法の有効性が報告されている中、肝癌に対する内科的・外科的治療が、ナビゲーション技術を活用することにより安全性と正確性を担保された低侵襲的手法で実現できれば、新規薬物療法を含めた集学的治療への移行がスムーズになり、予後改善にも寄与できる可能性があると考えます。本研究会は、最前線で肝癌治療を行う内科医、外科医、放射線科医が一同に会し、同領域の先進的な治療についての議論を深める絶好の場であります。また新規医療技術開発には、研究機関や企業との連携が重要でありますが、本研究会では最先端の医療機器、医療開発についての見聞を深めることができることも貴重な機会かと思います。

 9月の東京は”極暑”であることが予想されます。2024の東京を満喫していただけますよう江戸の涼を取り揃え、東京ミッドタウン ホール&カンファレンスにて教室員一同精一杯おもてなしの心でお待ちいたしておりますので、奮ってご参加いただけますようお願い申し上げます。

2023年10月吉日
第18回肝癌治療ナビゲーション研究会
当番世話人 青木武士
昭和大学医学部外科学講座消化器一般外科学部門 主任教授

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